先日車を運転していたら、偶然「○○拘置所」と表札のある施設を横切ったんですよ!その時は何気なく「拘置所があるんだー」なんて漠然と思っていたのですが、後から
「拘置所って何する所だろう?刑務所とは違うのかな?」
という疑問が浮かんで来ました!あなたは刑務所と拘置所の違いって、わかりますか?
私はこれまで幸いにも、どちらともお世話になったことが無いので詳しく知なかったのですが、同じ様に疑問に思っている人も多いだろうな〜と感じ、この機会にいろいろ調べてみることにしました(^^)
すると、この2つの施設の明確な違いもわかりましたし、自分の知らない世界を知れてとても興味深かったです!
今回は私が調査して知った、刑務所と拘置所の違いを、法律を詳しく知らない人も読めるよう、わかりやすく解説していきますね!
刑務所と拘置所の違い
刑務所と拘置所はそもそも目的が全く違う施設なのですが、服役をする施設のようなニュアンスで一色単にしてしまっていませんか?(←これ私ですm(_ _)m)
では、刑務所と拘置所の何が違うのか、いっしょに見ていきましょう!
拘置所とは?
説明する関係上、拘置所がどういったところなのかを先に解説しますね^^
拘置所はどういった施設かというと、まだ刑が確定してない人、刑を執行される前の人を収容する施設です。
わかりやすくするために、被疑者(=テレビでは容疑者という)が警察に逮捕された後、どんな流れになるのかを簡単に解説しますね^^
警察に逮捕されると、警察署で取り調べを受ける事になるんですが、実は警察は逮捕後48時間以内に検察に身柄を引き渡す、いわゆる送検(検察官送致)しなければなりません!検察はこの後、原則24時間以内(最大20日以内)に被疑者を起訴するか、不起訴にするか判断することになっています。
流れにすると、
逮捕!!
→警察の取り調べ(48時間以内)・・・①
→検察の取り調べ(24時間~20日以内)・・・②
→(起訴するなら)裁判・・・③
→(判決が有罪なら)刑の執行、服役・・・④
こんな感じですね!
警察の捜査中は被疑者は警察署内に勾留されるのですが、その後は警察の手から離れるので、別の場所に勾留しなければなりません。
この時勾留される場所が、拘置所なんですね!ちなみに上の流れでいう、②と③の期間が拘置所に勾留される期間です。
送検された段階では、起訴するかどうかも決まっていないですし、起訴したとしても、裁判が終わるまで有罪になるかわからないので(推定無罪の原則)、その間身柄を勾留する施設というわけです!
刑務所とは?
それに対して刑務所は刑が確定し、執行中の人を収容する施設です。
感のいい方なら既にお分かりいただけているかもしれませんが、先程の逮捕後の流れの④の期間収容するのが刑務所です!
また、ちょっと大雑把にいうと、拘置所は現時点で無罪の人を収容する施設(例外あり)で、刑務所は有罪の人を収容する施設とも言えるかと思います。
こうやって見てみると、拘置所と刑務所の役割の違いは明確にわかりますよね(^^)
留置所とは?
前章の逮捕後の流れを見ると、②と③が拘置所で④が刑務所なのはわかったけれども、
「①の期間勾留する施設は無いの?」
と疑問に思う人もいるかも知れませんね(^^)そこのあなた、鋭い!!あるんですよ〜
それが留置所です。留置所は警察署内にある施設で、逮捕後の取り調べ期間に被疑者を勾留するのはもちろんですが、悪質な酔っぱらいを一時的に勾留したりする使い方もあるみたいです。
要は、警察の管理下で一時的に身柄を拘束する施設ということですね!
死刑囚は刑務所?それとも拘置所?
裁判で「懲役○年」と判決された場合は、有罪となるので刑務所に服役することになります。これは、懲役刑というのは、刑務所で刑務作業を行うことが義務付けられる刑だからですよね?
では、日本で最高刑である死刑を言い渡された死刑囚はどこに収容されるのでしょうか?
これは正解から言うと、拘置所なんです!ちょっと意外ですよね!
刑務所という場所は刑が確定し執行中の人が収容される場所です。死刑とは死刑囚を死亡させる刑罰なので、死刑囚が生存している状態は刑が執行される前と見なされるようです。
ですので、死刑囚は刑務所に行くことなく、刑が執行されるその日まで、拘置所に収容されるというわけですね。
ちなみに死刑の刑場も拘置所内にあり、詳しい場所は非公開となっているようです。
刑務所と拘置所の生活に違いはあるの?
人を一時的に勾留するための留置所とは違って、刑務所や拘置所は数ヶ月から数十年その中で生活しなければなりません。よって、人間が問題なく生活できる様な最低限の設備は用意されています。
そんな所内の生活の様子に違いはあるのか?いくつかのポイントで見ていきましょう!
所内の食事
食事に関しては、各刑務所や拘置所で個性はあるにせよ、基本的に同じ様なメニューです。一方が豪華で、他方は貧相といった区別はされていません。
しっかり栄養バランスを考えられた、まるで給食の様な食事が1日3食出ます!さらに土日にはデザートが1つ増えたり、クリスマスにはチキン、年末には年越しそば、年始にはおせちといった、非常にバラエティーに富んだ食事が提供されるみたいですね。
これだけ聞くと、「被疑者や受刑者にそこまでサービスする必要はない!」と感じる人もいるかもしれませんね!しかしこの取り組みを行うことで、勾留によって貯まるストレスを発散させ、所内の治安を維持するのに効果的みたいですね!
できるだけ問題を起こさず、更生して社会復帰してもらうための知恵なのでしょうね(^^)
あ、それと刑務所のご飯を再現してみたという、ユーチューバーの方がいらしたのでご紹介します!慣れれば意外とイケるみたいですね^^
居室
普段寝泊まりする居室も、刑務所と拘置所で違いはあまりないようです!
18畳程度の部屋にトイレと流し台があり、6〜8人で相部屋の場合が多いようです。例外的に独房もありますが、3畳ほどの部屋にトイレと洗面台といった感じなので、ちょっと窮屈かな〜とは思いますね。(相部屋は相部屋でいろいろめんどくさそうではありますが・・・)
どちらにしても、快適・・というわけにはいかないでしょうね^^;
所内の生活
では所内でのライフスタイルに違いはあるのでしょうか?この質問に対する答えは「イエス」です!
拘置所は身柄を勾留するための施設なのに対して、刑務所は罪を償う場所ですので、懲役刑の場合は刑務作業をしなければなりません。禁固刑も実は刑務所内で何もせず寝転がっているのはダメで、読書や運動が義務付けられているんです!
拘置所は起床、食事、運動、消灯といった決まった時間以外は基本的に自由時間ですが、刑務所では1日8時間、週5回の刑務作業(懲役刑の場合)があるので、自由に使える時間が全然違うというわけですね^^
でも意外と刑務作業みたいな仕事に集中していた方が、感覚的に時間が経つのが早かったりして、もしかしたら良いかもしれませんよね!暇なバイトほど辛いものはないですから^^;
海外の刑務所、拘置所事情は?
ではちょっと視点を変えて、海外の刑務所、拘置所の様子を少しご紹介します!
逮捕→拘置所が基本
海外では警察に逮捕されると、拘置所に勾留されるのが一般的のようです!(日本は前章で解説したとおり、警察署内の留置場に勾留されます)
なぜかというと、留置場は警察内の施設ですので、中でどんな事が起こっているか外からはわからないため、公平な取り調べが行われない可能性があるためです。
警察が描いた犯罪のストーリーに沿っての供述が求められたり、恐喝のような形で強引に自白させられたりする危険性を考慮し、勾留場所を警察から離しているわけですね^^
その分警察の取り調べはやりにくくなりますが、私は公平に取り調べを行うという点で理にかなった方法だな〜と思いましたね!
日本では考えられない劣悪な刑務所も・・・
日本は先進国ですので、受刑者への人権の配慮など、とてもしっかりしていると思います。しかし世界を見渡すと、とても劣悪な環境で収容されている受刑者もいます。
例えば、ケニアのナイロビ刑務所は世界一収容人数が多い刑務所と言われていて、居室は人でごった返し、寝るスペースがかろうじて有る程度の空間で生活しているそうです。
あまりにも狭いため、就寝中に窒息死してしまった受刑者もいたそうですよ(_)
ナイロビ刑務所に限った話では無いですが、看守による囚人への暴行もひどく、自殺してしまう囚人もいるとのこと。
こう聞くと、日本に住んでいてよかったと思わざるを得ませんね^^;(そもそも刑務所に入りたくはないですが)
逆に超快適な刑務所も!
世界は広いもので、ひどい刑務所もあれば快適すぎる刑務所というものも存在します。
その代表格がノルウェーにあるハルデン刑務所です!
詳しくはこの記事に書いてあるので、よかったら見てみてくださいね^^
この刑務所のすごい所は、出所した受刑者の再犯率が低いことです。事件の被害者や遺族を思うと複雑な気持ちになりますが、更生するという点においては大成功している例ですね!
刑務所と拘置所の違い、理解できましたでしょうか?
もう一度簡単にまとめると、
刑務所・・・刑が確定し、執行中の人を収容する施設
拘置所・・・まだ刑が確定してない人、刑を執行される前の人を収容する施設
ということですね!
刑務所や拘置所食事や生活スタイルの違いなども詳しく説明しましたが、なんだかんだで利用しないで済むのが一番です^^;
いつの日か、刑務所や拘置所がいらない世の中になればいいなぁ、と妄想にふける今日このごろでした!
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