暴風と強風の違いは何?実は厳格に分けられていた!?

気温が暖かくなってくると、温帯低気圧や台風近づいてきたり、風が強くなることが多くなりますよね^^;

そうなってくると、ニュースのお姉さんが「強風、高波に警戒してください!」とか、「暴風警報が発令されました!」とか、いろいろ注意換気してくれるんですが、、、

強風も暴風も強い風なのはわかるけれども、どうもイマイチ強さや違いがわからないな〜と思ったことはありませんか?

小さい頃は思っていたけど、もう耳にタコができるくらい聞き飽きているせいか、なんとなーくで理解している人がおそらく大半だと思います!もちろん、ニュース番組では説明してくれることもないですし、なかなかこの違いにしっかりお答えできる人は少ないのではないでしょうか?

ということで、今回は「暴風」と「強風」の違いについて、わかりやすくご紹介していきます!

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暴風と強風の違いは?

まずは、暴風と強風が日本においてどのように定義されているのか、を確認していきましょう!

辞書を調べると、暴風はこの様な意味になるようです!

ぼうふう【暴風】

① 激しく吹く風。
② ビューフォート風力階級 11 の風。

出典:大辞林 第三版

また、強風はというと、

きょうふう【強風】

① 強い風。
② ビューフォート風力階級 7 の風。

出典:大辞林 第三版

要するに、暴風は激しく吹く風で、強風は強い風らしいのですが・・・正直、これだとよくわからないですよね^^;

それに、②の意味の「ビューフォート風力階級」という言葉も、聞き慣れなくて意味がわからない用語だと思います。ですがこのビューフォート風力階級なるものこそ、暴風と強風を区別する指標になっているのです!

暴風と強風をしっかり比較するために、ビューフォート風力階級について解説していきますね(^^)

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ビューフォート風力階級とは?

ビューフォート風力階級はイギリス海軍の将校、フランシス・ボーフォートによって提唱された風力の尺度です。

世界気象機関(WMO)の風力の標準尺度であり、日本の風力の尺度基準の気象庁風力階級は、このビューフォート風力階級の翻訳をそのまま使っています。

つまり、世界標準の風の強さを表す指標というわけですね!

(なぜ発案者の名前がボーフォートなのに、ビューフォート風力階級なのかというと、”Beaufort”の聞き取り違いのようですね)

さて、このビューフォート風力階級は0~12の13階級で風力を規定しているんですが、先程の辞書によると、その11番目が暴風7番目が強風と決められているというわけですね。

では、実際にビューフォート風力階級というものがどういった基準で風力を表しているのか、表にまとめてみたので見てみましょう!

風力階級名称風速様子
0平穏0.3m/s未満静穏。煙はまっすぐに昇る。
1至軽風0.3~1.6m/s未満風向は,煙がなびくのでわかるが,風見には感じない。
2軽風1.6~3.4m/s未満顔に風を感じる。木の葉が動く。風見も動きだす。
3軟風3.4~5.5m/s未満木の葉や細かい小枝がたえず動く。軽い旗が開く。
4和風5.5~8.0m/s未満砂ほこりが立ち,紙片が舞い上がる。小枝が動く。
5疾風8.0~10.8m/s未満葉のあるかん木がゆれ始める。池や沼の水面に波がしらが立つ。
6雄風10.8~13.9m/s未満大枝が動く。電線がなる。傘はさしにくい。
7強風13.9~17.2m/s未満樹木全体がゆれる。風に向かっては歩きにくい。
8疾強風17.2~20.8m/s未満小枝が折れる。風に向かっては歩けない。
9大強風20.8~24.5m/s未満人家にわずかの損害がおこる(煙突が倒れ,瓦がはがれる)。
10全強風24.5~28.5m/s未満陸地の内部で起こることはまれである。樹木が根こそぎになる。人家に大損害がおこる。
11暴風28.5~32.7m/s未満めったに起こらない。広い範囲の破壊を伴う。
12颶風32.7m/s以上

参考:気象庁「気象観測の手引き」 p.21「表4-1 気象庁風力階級表」

この表を見ると、風力階級7が強風11が暴風であることが一目瞭然です。

さらに強風は風速13.9~17.2m/s暴風は風速28.5~32.7m/sと決められているということもわかりますね!

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ただ、正直なところ「風速10m/sってどのくらい強いの?」といわれてもいまいちピンとこないですよね?そこで、気象庁はその風力階級がどのくらいの風なのかのイメージを簡単な文章で紹介しています!(表の一番右ですね)

これによると、強風は「樹木全体が揺れる。風に向かっては歩きにくい。」暴風は「めったに起こらない。広い範囲の破壊を伴う。」とのこと。

ん〜これでもイマイチ分かりづらい^^;

とうことで、風速0~30m/sを実際に体験したという、面白い動画がありましたのでどうぞ!風速の違いのイメージがよくわかると思います^^

私のイメージでは、強風は頑張れば徒歩で移動できる程度の風で、暴風は外出は不可能な程強い風、といったところでしょうか(^^)

と言うわけで、細かいことをいろいろ解説してきましたが、これまで紹介してきた暴風と強風の違いを下にまとめておきますね!

暴風・強風の違い まとめ

暴風

風力階級11、風速28.5~32.7m/s、「めったに起こらない。広い範囲の破壊を伴う。」

強風

風力階級7、風速13.9~17.2m/s、「樹木全体がゆれる。風に向かっては歩きにくい。」


 

暴風と強風の違い、お分かりいただけましたか?

暴風、強風に限らず、風が強い日は転倒したり、物がいきなり降ってきたりと非常に危険なので、不要な外出はできるだけしないようにしましょうね^^

それにしても、暴風や強風以外にも軟風や全強風など、耳慣れない名前の風もあるんですね!ニュースではこの様な呼ばれ方はしないですが、ちょっと覚えておくと会話のネタになるかもしれませんよ^^

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