季節の変わり目は天気が崩れやすくて大変ですよね^^;
この記事を書いているのは2018年7月上旬なんですが、雨が降らずめちゃめちゃ暑いと思ったら、台風で大雨で北海道の川が氾濫したり、群馬県の山奥では集中豪雨で取り残される人がいたりと・・・結構テンヤワンヤ状態ですね。
日本は自然災害が比較的多い国だと思うので、自分の住んでいる地域ではどんな災害が起こり得るのか確認しておいくと良いかもですね^^
そんなやばい災害時にニュースなどでよく「注意報」や「警報」といったものが発令され、注意や避難を呼びかけたりしますよね!この注意報や警報で注意を喚起してくれるのはありがたいんですが、同じ様な状態の隣町では出ていないのに、自分が住んでいる地域は出ていたりして、混乱したことはありませんか?
また、隣町は警報が出て避難しているのに、自分の所は注意を呼びかける程度で本当に大丈夫なの?なんて不安に思ったこともあるかもしれません。
これには実は、注意報や警報を出す基準によるものなんです!これらが発令される基準なんて、普通は考えたことないですよね?
ということで今回は、上記のような状態になっても焦らず行動できるよう、注意報や警報が発令される基準から、発令されたらどうすれ良いのかまでをわかりやすく紹介します!
注意報、警報が発令される基準は?
大雨や洪水、土砂災害などの危険性がある場合にテレビやラジオにて発表される注意報や警報ですが、それらが発令される基準を説明する前に、まずは注意報や警報について少し解説させていただきますね^^
あなたは、注意報と警報の違いはわかりますか?(ちなみに私はわかりませんでした^^;)
気象庁によると、
- 注意報・・・災害が起こるおそれのあるときに注意を呼びかけて行う予報
- 警報・・・重大な災害が起こるおそれのあるときに警戒を呼びかけて行う予報
とのことです。危険度の度合いとしては、注意報<警報ということですね!
さらに平成25年8月30日からは警報の強化版ともいえる「特別警報」というものも、運用されているようです。
東日本大震災や熊本地震などの影響で、警報よりさらに強い警戒と注意喚起が必要ということでできたようです。日本ではこの特別警報が最も危険という位置づけなので、発令されたらかなりヤバイ状況ということですね。
ちなみに、注意報や警報の頭につく「暴風」や「強風」といった区分けにもルールがあります。それに関してはこちらの記事で解説しているので、合わせて読んでみてください(^ ^)
注意報、警報の発令基準はバラバラ?
さてさて、注意報と警報についてその違いをご紹介したところで、ごれらが発令される基準を紹介します!
と、言いたいところなのですが、実は注意報、警報の発令基準は一言で紹介することができないのです^^;
何故かと言うと、この発令基準は市区町村によってバラバラで、統一した基準がないからです!ですので、隣町では警報なのに、自分の街では特に何もない、といった現象が起きるわけです。
例えばですが、私の実家方面である青森県青森市と東京都品川区の違いを見てみましょう!
大雨注意報の発令基準は、
青森県青森市・・・表面雨量指数基準8、土壌雨量指数基準82
東京都品川区・・・表面雨量指数基準11、土壌雨量指数基準127
大雪警報の発令基準は、
青森県青森市・・・平地 12時間降雪の深さ35cm、山沿い 12時間降雪の深さ50cm
東京都品川区・・・12時間降雪の深さ10cm
と、かなり違うことがわかりますね!
※ちなみに表面雨量指数基準とは浸水の危険度を、土壌雨量指数基準は土砂災害の危険度を表す指数です。
なぜ基準を統一しないの?
例に出したのは青森と東京の違いですが、これが全国市区町村ごとにまったく違う基準で注意報や警報を発令しているというのが、今の日本の現状になります!(市区町村内でも地域を分割して、別々の基準を設けている所もあります)
なぜ、こんなわかりにくく複雑な基準を設けているのでしょうか?
それは、市区町村ごとに危機状態を正しく把握し、きめ細かく対処するためと言われています!
先程の例では、青森県と東京都では大雨が降った際の排水能力が全然違うと思いますし、積雪量にいたっても、お存じのとおりです(^^)
ここで統一的な基準を設けてしまうと注意報や警報が必要な人に的確に届かなくなってしまうので、意味をなさなくなってしまいます。
なので、あえて基準を統一せず市区町村(もしくはもっと細かく)発令区分を分割しているのは、危険な状態をピンポイントで伝えられるよう、しっかり考えられてのことだったのですね^^
注意報や警報はどうやって知ればいい?
注意報や警報が発令する基準は、市区町村でバラバラなので、自分が住んでいる自治体ごとに確認し、対処する必要があることはおわかりいただけたと思います!
これは国民としては非常にありがたい事ではありますが、じゃあ自分の住んでいる市区町村に今、注意報や警報が出ているのか確認するにはどうすればよいでしょう?
せっかく注意報や警報が市町村ごとに細かく分けて発令されているのに、それを知るすべがなければ全く意味をなしませんからね^^;
テレビのニュースやラジオ
一番最初に思いつくのが、テレビに放送される内容やテロップ、ラジオ放送などではないでしょうか。誰にでもわかりやすく解説してくれるので、災害時には非常に便利なメディアだと思います。
しかしながら、よほどの災害でなければ通常の放送を止めて注意報や警報を紹介することはありませんし、自分の住む地域に発令されているのかが発表されるまで、今か今かと待ち続けなければなりません^^;
もしかすれば、すぐに避難が必要な状況かもしれないのに、テレビやラジオをじっと見ているのはもどかしいですよね。緊急時という意味では少し使いにくいかと思います。
※ただし、ラジオは電池さえあれば情報を得られるので、もしものために1つは準備しておきましょう!
防災無線
注意報や警報が発令されて、避難やそれなりの対応が必要と自治体が判断した場合は、防災無線でその内容を放送することがあります。
ただ、放送するスピーカーが近くにない世帯は、防災無線車が通るのを待つことになってしまいますし、正直聞き取りづらいことが多いです^^;
一人でも多くの人に状況を伝えるという意味では、自治体側にやる意義はありますが、私達は今すぐ状況を把握したいので、防災無線頼みになるのはやめたほうが無難でしょう。
気象庁のホームページ
気象庁のホームページでは、今発令されている注意報や警報が見られるようになっています。ですので、このホームページから検索して自分の自治体の状況を確認することができます。
上記2つの方法よりは明らかに早く、注意報や警報の情報を取得できるので非常に便利なのですが、残念ながらこのホームページは操作が分かりづらく、見づらいです!
お役所のホームページなので、必要な情報を伝えることは伝えているのですが、見やすさ、わかりやすさ、操作のしやすさ等は考えられていないのだと思います。
とはいえ、最新の情報を的確に取得する手段として覚えておくと便利だと思いますね^^
防災アプリをインストールしておく
最近では防災情報をいち早く伝えてくれるスマホアプリも増えてきていて、これをインストールしておくととても便利ですね!
私は「Yahoo!防災速報」というアプリを使っています(^^)
このアプリはGPSをONにしておけば、自分の住んでいる地域や今いる地域の注意報や警報を知れるだけではなく、熱中症情報や避難場所マップの確認などもできて、危ない場合はアラートしてくれる機能もあります。
このアプリ以外でも防災系のアプリはたくさんあるので、何かしら一つはインストールしておくと非常に便利ですよ!
欠点としては、携帯電話の基地局が使えなくなったり、回線がパンクしたりすると必要な情報が得られなくなってしまいます^^;
なので過度に過信することなく、ラジオなど複数の媒体から情報を得られる状態にしておくことが、いざという時は大切になりますよ!
注意報ならまだしも、自分の住んでいる地域に警報が発令されたら、ちょっと焦っちゃいますよね^^;
でもこの記事でも書いたように、非常時には自治体ごとに状況が公開され、私達がどう対応すればよいのか伝えてくれるので、決して焦らないでくださいね!
この記事を読んで、防災について少しでも知識が深まったなら幸いです^^
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