甘酒が人気な理由がすごい!おいしくておすすめな食べ方も大公開!

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いやー相変わらず寒い冬が続きますが、いかがお過ごしですか?

今年の正月は恒例の初詣に行ってきました!

身体が冷え切って何か暖かい物が飲みたいなと思った時に、あったかい甘酒が300円で売っていました。ちょうどこんな感じでしたね。

甘酒は夜道を歩いて冷え切った身体を暖めてくれるありがたい飲み物ではあるのですが、私が小さい頃、甘酒は初詣に来た人に無料で配っていた気がします、、、(私の勘違いか?)

とにかく毎年、

「酒の残りかすの酒粕で作って甘酒を、なぜ300円なんて高値で売っているんだ?」

と思っていました。

しかも、高くて二の足を踏んでいる私の様な人はむしろ少数派で、みんな並んで甘酒を購入していたのです!

そこでちょっと疑問に思って調べてみると、なぜ甘酒がこんなにも人気なのかがわかってきました。

今回はそんな甘酒の人気の理由とそのおいしい食べ方をご紹介しますね!

甘酒が人気な理由は?

甘酒が今、人気な理由は、ズバリ “栄養価が高く、身体に良い” からです!

では、甘酒に含まれるどんな成分が身体に良いのか?どんな効果が期待できるのか?などなど、わかりやすく解説していきますね!

エネルギー源

甘酒は米麹(もしくは酒粕)とお米に水を加えて発酵させた発酵食品です。

お米のデンプンを麹菌の中にあるアミラーゼという酵素が分解し、ブドウ糖オリゴ糖など、身体に吸収しやすい糖へ変化させます。

なので甘酒を飲むと、即座に身体に吸収され、血糖値があがり、エネルギーとして使うことができるわけですね!

寝起きに甘酒を飲むと、目が覚めて元気になりますよ。

 

ニキビや肌荒れ対策

甘酒にはビタミンB類がとても多く含まれています。

ビタミンB類は糖の分解を助け、エネルギーを作るビタミンで有名ですが、皮膚の代謝を高める効果もあります。

ビタミンB類をとることで、新しく健康な皮膚がどんどん作られるので、ニキビや肌荒れといった皮膚に関する症状を改善する効果があります。

甘酒を飲んで肌がきれいになれるなんて、ちょっとビックリですよね。

 

シミ、そばかすの抑制

甘酒には麹菌特有の”コウジ酸”と呼ばれる成分が含まれています。

何だかそのまんまな名前ですが、正真正銘、麹から見つかったので、こんな名前になってます。

さて、このコウジ酸ですが、シミ、そばかすの原因であるメラニンを作り出すチロシナーゼという酵素を抑制する作用があります。

なので、シミ、そばかすができにくくなるわけですね。

甘酒はよく冬に飲まれますが、これを聞くと夏にこそ飲むべき飲み物なのかもしれませんね。

※かつて日本で甘酒は夏に飲まれていました。この話は記事の後半で詳しく紹介しますね!

 

ダイエット効果

甘酒には人間の体で生成することのできない必須アミノ酸の全9種類をはじめ、多くのアミノ酸が含まれている事がわかっています。

その中には筋肉の再生を促すロイシンや、脂肪の燃焼を助ける酵素リパーゼを生成するアルギニンやリジンも含まれているので、身体の基礎代謝が上がり、ダイエット効果が期待できます。

ただし、先程紹介しましたブドウ糖も含まれているので、ただ甘酒を飲むだけじゃダメですよ!

ダイエット効果を期待するなら、適度の運動も不可欠ですね^^

 

腸内環境正常化

甘酒は発酵食品なので、乳酸菌がたくさん!

なので納豆やヨーグルトの様に整腸作用が期待できます。

また、先程説明したオリゴ糖は腸内善玉細菌のエサとなることがわかっているので、一石二鳥。

食べ過ぎや飲み過ぎ、便秘気味など、お腹の調子が良くないのならば、ぜひ甘酒を試してみてください!


 

どうですか?

甘酒はこれだけ栄養価が高く、さまざまな効果が期待できるからこそ、今注目されているのですね。

それでは次に、甘酒のこの素晴らしい効果を最大限に発揮させつつも、おいしくいただく方法をご紹介します!

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甘酒のおいしい飲み方をご紹介!

甘酒の選び方

まずはじめに、甘酒には大きく分けて2つの種類に分けられます。

ひとつは米麹を使った甘酒で、もうひとつは酒粕をつかった甘酒です。

 

米麹を使った甘酒は米麹を米に加えて発酵させて作られます。

その特徴はアルコール成分が無く、米のデンプンが分解されたブドウ糖がほんのりした甘みを出すので、基本的に砂糖を加えません。

また発酵食品なので、乳酸菌や米由来のビタミンやミネラルが豊富なのも特徴です。

 

それに比べて、酒粕を使った甘酒は、酒粕を水やお湯に溶かしてつくられます。

そのため、アルコール分が多少含まれ、甘みもないので砂糖を加えて味を調整します。

(初詣に無料で配っていたのは、こっちの甘酒なのかも、、、)

 

この説明を読んでもうお分かりだと思いますが、甘酒を飲むなら米麹を使った甘酒を選ぶようにしてください。

これまで説明してきた甘酒の効果は米麹をつかった甘酒のもので、酒粕の方は多くの面において栄養価が低く、カロリーも高く、全くおすすめできません。

甘酒をおいしくいただく方法の前に、ここは必ず抑えておいてくださいね!

 

甘酒のおいしい飲み方 その1:ドレッシングに!

まずは一つ目のおいしい飲み方が“ドレッシング”です。

意外と思うかもしれませんが、甘酒のほんのりした甘さとまろやかさが、野菜の風味をひきだしてくれます。

市販のドレッシングに甘酒を加えて使っても、もちろん良いですし、甘酒に醤油しょうがを加えて和風ドレッシングにしたり、ごまお酢、醤油を加えてごまドレッシングにしたりと、使い方はいろいろ。

ぜひ、自分だけのオリジナル甘酒ドレッシングを探してみてくださいね!

 

甘酒のおいしい飲み方 その2:肉や魚の下味に!

次にご紹介するのは甘酒を肉料理や魚料理の下味に使う方法です。

肉を炒める前や魚を焼く前に10分程甘酒に漬けて放置します。すると肉の繊維が柔らかくなり食感が増すとともに、焼いた後の風味が良くなります。

さらに先程紹介した甘酒の豊富な栄養素がプラスされるので、いい事ずくめですね!

次回、肉や魚を買う時は甘酒を一緒に買うのをお忘れなく^^

 

甘酒のおいしい飲み方 その3:果物のトッピングに!

これまで甘酒の良い部分をたくさん紹介したきましたが、この世の中、良いところがあれば悪いところもあるものです。

栄養価の高い甘酒の唯一の弱点はビタミンCがほとんど含まれていないことです。

なので、ビタミンCの豊富な果物(アセロラやキウイ、レモン等)のトッピングとして一緒に食べることで不足していたビタミンCを補うことができ、完全食品となるのです!

おまけにビタミンCの多い果物は酸味が強い場合が多いですが、甘酒と一緒に食べることでその酸味が抑えられ、口当たりよく、とても食べやすくなります。

うそみたいな話ですが、騙されたと思って、ぜひ一度お試しください!

 

甘酒を飲むときの注意点

これまで甘酒の素晴らしい効果とおいしくいただける飲み方をご紹介してきました。

しかし、実はその効果やおいしさを最大限に引き出すために、注意しなければならないポイントが2点あります。

これらに注意しないと、せっかくの甘酒パワーが半減してしまうので、しっかりチェックしてくださいね。

 

注意点1:温度を70度以上にしない

甘酒は発酵食品なので、その中に身体に良い酵素がたくさん含まれています。

しかしながら、酵素は熱に弱く約70度以上の温度では死滅してしまいます。

ですので、甘酒を飲んだり料理に使う時は、できるだけ70度以上にならないように注意してくださいね。

 

注意点2:甘酒の主な成分はブドウ糖

甘酒は栄養価が高く、ダイエット効果も見込めると紹介しましたが、何はともあれ、甘酒の主な成分はブドウ糖、要するに糖分です。

ですので、がぶ飲みは禁物です。

特に糖尿病の方は、かかりつけ医にしっかり相談してから飲んでくださいね。

それに、甘酒のタイエット効果について紹介した時にもお伝えしましたが、「甘酒を飲めば痩せる」といったことは決して無いので注意してくださいね。

何事も“バランス良く”が大事ですよ^^

 

これまで甘酒が実はすごい飲み物だというとをガッツリ解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

これだけ栄養価が高くて身体に良くて、エネルギーにもなる甘酒は、ちまたでは”飲む点滴”なんて呼ばれています。これだけ人気がでるのもうなずけますよね。

ところで、今や大人気の甘酒ですがこの人気、いつから始まったか気になりませんか?

私はとても気なってしまいました^^

なので、甘酒人気のルーツを調べてみたら、おもしろいエピソードがありましたので、ちょっとだけ紹介しますね!

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甘酒人気はいつからなの?

甘酒は最近流行り始めた飲み物の様に感じますが、実はもっともっと昔にも甘酒が人気となった時期が日本にはありました。

そもそも、甘酒はいつから飲まれるようになったのでしょうか?

これが、意外や意外、日本できた時期から飲まれていたようなのです!

日本最古の歴史書の1つである日本書紀に麹をつかって作られた酒の記述がありました。

田の稲を以て、天甜酒を醸(か)みて嘗(にいなえ)す、又淳浪田(ぬなた)の稲を用て、飯(いい)を為(かし)きて嘗す

日本書紀 第九段一書(三)

ここに出てくる天甜酒(あまのたむざけ)が日本最古の甘酒と言われています。

ちなみに余談ですが、上の文章からはこの甘酒を、米を噛んで唾液の酵素によって発酵させて作っているように読み取れてしまいますが、これは間違いです。

以前はそのような解釈もあったそうなのですが、今はしっかり麹をつかって製造されていた事がわかっています。

そういえば、2016年8月公開の大ヒット映画「君の名は」でヒロインの宮水三葉がお祭りのシーンで米を噛んで作っていた「口噛み酒」はここからヒントを得たのかもしれませんね!

ちょっと話が脱線しましたが、とにかくこんな昔から甘酒がつくられていたということは、素直に驚きですよね。

 

甘酒ブーム到来!それはなんと江戸時代!?

日本誕生の初頭から日本の歴史に登場していた甘酒ですが、平安時代には貴族を中心に飲まれていた事もわかっています。

さらに甘酒の歴史を紐解いていくと、なんと江戸時代に甘酒人気が爆発していたことがわかったのです!

これまで上流階級の飲み物だった甘酒が庶民の手の届く一般的な飲み物になったことで、人気が爆発したのですね。

しかも、この時期の甘酒は夏に冷やして飲まれていました。

「えっ!」と驚いてしまいますが、「甘酒」という言葉が俳句の夏の季語であることも、この歴史を裏付けています。

この当時の甘酒は滋養強壮ドリンクとして広まっていたようなので、おそらく今のスポーツドリンクの様な感覚で飲まれていたのでしょうね。

私も冷やした甘酒、今度飲んでみようと思います^^

 


 

いかがでしたでしょうか?

今や大人気の甘酒は、とても身体に良い栄養ドリンクで、長く私達日本人に親しまれてきた飲み物であることがご理解いただけたのではないでしょうか。

あなたがもし、甘酒を身近に飲んで来なかったなら、ぜひ食生活の一部に取り入れてみてはどうでしょうか?

私も今後は甘酒を定期的に飲んで行きたいと思います^^

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