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雪は食べると危険なの?汚いだけじゃないその理由を徹底解説! | info treasure

雪は食べると危険なの?汚いだけじゃないその理由を徹底解説!

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あなたは「雪」というと、どんなことを思い浮かべますか?

雪が多い地域では「除雪や雪かきが大変」とか「歩き辛い」「運転に気を使う」など、若干マイナスなイメージが多かったりします。(私も雪国出身なので、この気持ちはわかります)

逆に雪が珍しい地域では、「きれい」「幻想的」といったプラスなイメージで、雪が降るとテンションがあがっちゃう人も多いと思います。

そんなテンションが上がった子供が真っ先にやりたがるのが、雪を食べることです。

私も好きなユーチューバーのHIKAKINさんも、ガッツリ雪を食べてますね(笑)

私も小さい時はよく雪を食べていました^^;

でも、よく親に「雪は汚いから食べちゃダメ!」といって叱られていましたね。

雪はぱっと見とてもきれいなのに、どこが汚いのだろう?と小さい頃は思っていたのですが、実際はどうなのでしょうか?

今回は雪は食べると本当に危険なのか、このポイントを解説していきます。

雪を食べると、本当に危険なの?

雪は大気中の冷たい水の分子が、同じく大気中の塵やホコリ、花粉などの小さな粒子に付着し(これを沈着といいます)、それが結晶化してできます。

この雪のでき方を踏まえた上で、雪が本当に危険なのかを見ていきましょう!

塵やホコリが雪の核

雪は氷の結晶なので、近くで見ても、遠くで見ても、とてもきれいですよね。

しかし、その氷の結晶の核、つまり中心は塵やホコリなどの空気中に飛散するゴミです。

ということは、

雪を食べる=空気中のゴミを食べている

ということになります。

もちろん、雪に含まれる氷(水)の量に比べると、塵やホコリは少量ではありますが、あまり気分は良くないですよね、、、

雪にどれだけ塵やホコリが入っているのかは、実際に雪を溶かして水を作ってみるとよくわかります。思った以上にゴミが含まれている事に驚くと思います。

ただ、塵やホコリ、花粉を食べたくらいで「危険なのか?」と聞かれると、そこまで危険ではないと言えます。

私達が普段呼吸をすれば塵やホコリは自然に体内に入り込むものですし、その量が多少増えたところで影響は少ないでしょう。

ただし、これはあくまで降りたての新しい雪の場合であって、積もった雪は空気中のゴミ以外の汚れも付着しているので、食べるのは危険でしょう。

環境汚染物質の付着

塵やホコリよりも考えなければいけないのは、環境汚染物質が雪にくっついて運ばれてきている可能性があることです。

一部の研究では、場所によっては硝酸イオンや硫酸イオンといった環境汚染物質が雪の中に含まれている事がわかっています。

それに日本の雪の場合は、中国の方面から来る冷たい風が日本海上空で水分を含み、日本列島に雪を降らせるので、中国の大気汚染の影響を受けやすいです。

近年、中国の大気汚染はかなり深刻な社会問題になっているので、注意が必要ですね。

この観点からは、雪を食べるのは危険と言わざるを得ないでしょう。

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雨より雪の方が汚い?

空気中の塵やホコリ、特に環境汚染物質が問題なら、

「雨でも同じじゃない?」

と思ってしまいますよね。

実際、雨でも雪と同じくこれらの影響は受けるのですが、少しだけ状況が違います。

その原因は、雨と雪の落下速度の違いです。

雨に比べて雪は地上までの落下速度が遅いので、その分、空気中の塵やホコリ、環境汚染物質を取り込む量が多いというわけです。

それに雨は地上に落ちると流れて行ってしまいますが、雪は積もるので、ゴミや環境汚染物質を蓄積していきます。やはり積もっている雪は危険ですね。

雪を食べると、身体が冷える?

雪を食べると異物を身体に入れてしまうことになるので、危ないという話をしてきましたが、その他に雪を食べると身体が冷えてしまうという問題もあります。

さで、ここで少し復習です!

昔に理科の授業で習ったと思いますが、水1グラムの温度を1度上げるのに必要な熱量は1カロリーですよね。

では、1グラムの氷(0度)を水(0度)にするためには、どのくらい熱量が必要だと思いますか?

、、、

、、、、、

、、、、、、、

実は80カロリーも必要です!

1グラムの水を0度から80度まで上げる事が出来る熱量と同じエネルギーを使わないと、氷から水に状態変化させる事ができないのです。

雪を食べるということは、氷を食べることと同じなので、それを水に変える過程で、気づかないうちに大量の身体の熱が奪われることになりかねないので、雪を食べるのはやはり危険でしょう。

それにしても、いやー恐ろしい!

雪山に遭難してのどが乾いても、雪を食べてはいけないというのは、こういう理由があるからなんですね。

雪を大量に食べた後、腹痛で病院に搬送されたという例もあるみたいですが、これも身体が急激に冷えたのが原因かもしれませんね。(HIKAKINさんは大丈夫だろうか、、、)

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一方、雪は食べても大丈夫という意見も、、

これまで、雪は食べると危険だという話で進めてきましたが、逆に雪を食べても問題ないという学者先生もいます。

オレゴン州立大学、Anne Nolin教授です。

彼いわく、

  • 雪は飲料水と同じくらい清潔である
  • 雪が落ちてくる過程で有害物質が取り込まれる可能性は、雨の場合より低い

とのことです。

って、これまで話してきた内容と真逆やないかいっ!!

ただ、どんな学説にも賛成派、反対派はいるので、こういった意見は当然あると思います。

私はこれまで解説してきた理由から、雪は飲料水より清潔だとは思えないし、有害物質は雨より含まれると考えられるので、雪を食べるのはやはり危険だと思います。

どうしても雪を食べる必要がある場合は、私なら溶かして、こういった物で浄水して飲みます。

 

雪を食べるも食べないも、最終的には自己責任で!ということですね(^^)


 

私は小さいころからよく雪で遊んでいて、親に叱られる罪悪感にさいなまれながらも雪もよく食べていたので、こうやって改めて雪を食べる危険性を調査してみると、

「やめておけばよかったなー」

と今更ながら感じてしまいます。親の言うことはちゃんと聞くべきでした^^;

幸い、今は元気にこうやって、この記事を書けているので結果オーライです。

あなたもお子さんが雪を食べようとした時は、この記事で指摘した危険であるポイントを踏まえた上で、「雪は食べちゃだめだよ!」と教えてあげてくださいね。

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