ノルウェーの刑務所が快適すぎるって本当!?再犯率の低さとの関係は?

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今日は刑務所にいる女性達のドラマを見ていました。

「刑務所の中はプライバシーもないし、暗いし、大変そうだな〜」

と思って見ていると、一緒に見ていた友人が非常に興味深い事を教えてくれました。

 

何でも、ノルウェーの刑務所は、むしろ入所したい人が出るほど、とても快適だという事です。

快適な刑務所?そんなのありえない!と、普通の感覚なら思いますよね?

今回はそんなノルウェーの“快適”な刑務所の秘密に迫ってみようと思います!

ノルウェーの刑務所は本当に快適なの?

さて、ノルウェーの刑務所は本当に快適なのか?

ノルウェーで有名な“ハルデン刑務所”のが一体どのようなものなのか見ていきましょう。

  • 独房は広々としていて、ベット、机椅子、テレビ、冷蔵庫、清潔なシャワー、個室トイレ付き
  • CD、DVDも見られる開放的な図書館
  • 1日1時間半利用可能な体育館(ボルダリング可)
  • 自炊ができるキッチン
  • バンド活動ができる音楽ルーム
  • 無料で受けられる歯科
  • 週に1度の買い物

正直、かなり驚きの内容ですよね!

私がイメージする独房はベットと壁の無いトイレのみでプライベート空間は無し。

その中のすごし方も食事、風呂、懲役と僅かな自由時間のみだと思っていたのですが、バンドも出来るとは、、、

運動や食事なども規則正しく管理されると思いますので、なんだか部活の合宿の様な雰囲気ですね。

受刑者と看守も普通に対等にコミュニケーションをとり、ざっくばらんな雰囲気だそうです。

 

「こんな良い待遇なのは軽犯罪者だけで、重犯罪者や凶悪犯はヒドイ待遇を受けているんじゃないの?」

 

もしかしたら、あなたはこんな疑問を持ったかもしれません。

では重犯罪者の場合もみてみましょう!

ノルウェーで重犯罪者を収監する”バストイ島”の例ですが、島内で一戸建ての家が提供され、

  • 1日数回行われる点呼
  • 短時間の労働
  • 家に鍵がない

これ以外は普通の生活を送っているそうです。

島という隔離された環境ではありますが、一般の人とはさほどかわらない人間らしい生活を送っているみたいですね。

 

ノルウェーの刑務所は確かに受刑者にはとても優しく、過ごしやすい環境だと思います。

ただ、本来の刑務所の役割である”更生”はこのような環境ではたして出来るのでしょうか?

これに関する驚くべきデータがありますので、一緒に見ていきましょう!

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ノルウェーは再犯率が極端に低い!?

こんな快適な刑務所生活を送っていては、受刑者は罪を反省せず、更生できないのではないかと思ってしまいますよね。

しかし、ノルウェーの再犯率世界最低レベルの16%と言われています。

ちなみに治安が良いことで有名な私達の日本は41%と言われていますので、その低さが驚異的であることがわかります。

再犯率が低いということは、犯罪を行ってしまった人が更生し、社会生活に無事復帰しているということなので、刑務所の本来の役割をバッチリ満たしていることになります。

なぜ、世界一受刑者に優しい快適な刑務所を提供するノルウェーの再犯率が世界一低いのか?

気になりますよね?

あなたに限らず、だれもがこの疑問を持つと思います。

次はこのとても不思議な現象について考えてみましょう!

 

ノルウェーが再犯率が低い理由

ノルウェーが再犯率が別格に低いのには、やはり理由があり、もちろん快適な刑務所にも関連します。

世界中のほとんどの国では、罪を犯したら罰が与えられます。

その罰が刑務所内での禁固や懲役だったり、生活の中の自由を奪ったり、罰金といった刑罰になりますよね。

もちろん、どの国でも罪には罰といった考え方は持っているのですが、ノルウェーなど北欧の国々はより”更生”に力を入れています。

 

実はノルウェーの刑期は最高21年で、死刑や終身刑がありません!

なので、基本的に投獄された受刑者は釈放されて私達の同じ生活に戻る事になります。

なので、戻ってきた際にまた同じ過ちを侵さず、社会生活が送れるように指導することがとても大切になってくるのです。

 

また、私も共感できたのが

「報復が新たな報復を呼び、新たな犯罪を生む」

という考え方です。

犯罪を犯したのですから、ある一定の罰は必要だと思いますが、必要以上の罰はその人をさらに精神的に追い詰め、再犯率を高める結果になってしまうのだそうです。

実際、アメリカや日本の様に罰を与える目的が強い国の再犯率よりもノルウェーの再犯率は格段に低いので説得力がありますよね。

それにこの考え方は、かつて侵略され苦しめられたノルウェーの先住民族の教えであり、教訓からきているそうです。

先人から学び、後世に活かすノルウェー人の姿勢が快適な刑務所を作り、その刑務所が受刑者の再犯率を低く抑えるという、とても良い正のスパイラルを構築しているように思います。

こうした素晴らしい部分は私達も取り入れて、日本がどんどん住みやすくて良い国になってほしいなと思います!


 

「刑務所=快適」という、一見ありえない組み合わせですが、世界を見渡せば日本からすると常識はずれなことがたくさんあるんだなと、改めて感じます。

いやー 、世界は広い!

「日本の常識=世界の非常識」みたいな話はたくさんあるし、私も好きなので、今後たくさん記事にしていこうと思いますので、お楽しみに^^

ちなみに刑務所関連では、刑務所と拘置所の違いは?似ているようで全然違うよ!という記事も書いているので、良ければ見てみてください!

刑務所と拘置所の違いは?似ているようで全然違うよ!
先日車を運転していたら、偶然「○○拘置所」と表札のある施設を横切ったんですよ!その時は何気なく「拘置所があるんだー」なんて漠然と思っていたのですが、後から 「拘置所って何する所だろう?刑務所とは違うのかな?」 という疑問が浮かんで来ました!...

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