あなたは救急車のサイレンの音を聞くと、どんな気持ちになりますか?
私の両親は病院関係者だったので、毎日のように救急車のサイレンを聞いているせいか、この音が聞こえるとゲンナリしていましたし、私も子供の頃はなんだか怖くなってしまっていました^^;
そんな少年時代の私は、家が病院に近かったこともあって、よく救急車のサイレンを聞いていたのですが、「今日のサイレン、音が違う!」と感じたことが何回もありました。そして、大人になった今でも「ん?サイレンってこんな音だったっけ?」と感じることがしばしば。
このブログの他の記事を、すでに御覧頂いている方ならわかると思うのですが、一度気になってしまったことは追求してしまう性分でして・・・(笑)ということで、いろいろ調べてみると、やはり救急車のサイレンは1種類では無かったのです!
ということで今回は、救急車のサイレンの種類とその用途の違いついて、実際にサイレンの音を聞き比べながらご紹介しようと思います(^o^)
救急車のサイレンの種類は1つじゃない!?
「救急車のサイレンの種類は、実は1つじゃないんです!」と言うと、あなたはどう思いますか?
「え?そうなの」と感じる人が大半なのではないでしょうか?
救急車のサイレンを注意深く聞くことは普通ないですし、なんとなくいつもと違うと気がついたとしても、そこまで気に留めないですもんね^^;
でも、これから紹介するいろんなサイレンの音を聞いてみると、その思わぬ違いに驚くかもしれませんよ!さてさて、前置きはこれくらいにして、さっそく救急車のサイレンを1種類ずつ見ていきましょう!
通常のサイレン
あなたが思い浮かべる、救急車のサイレンといえば、どんな音ですか?
おそらく「ピーポー、ピーポー」と聞こえる、この有名な音階なのではないでしょうか。
これは救急車が一般的に流すもっともポピュラーなサイレンなので、「THE・救急車のサイレン」といっても過言ではないでしょう!
普通のサイレン(住宅地用)
さて次に、このサイレンを聞いてみてください^^
さっきのサイレンとは少し音の高さが違いますよね?実はこの音階もれっきとした救急車のサイレンなんです!
先程のサイレンは高い音で遠くまで届きそうな勢いですが、こちらは聞いていて少しやさしさがある雰囲気でしょうか。
先程のサイレンとこちらとの違いは、こちらのサイレンは救急車がサイレンを鳴らしながら住宅地を走行する時に使用するようです。周囲に住んでいる方に配慮するという意味合いがあります。
実際に聴き比べてみると、どちらのサイレンも聞き覚えがある感じがしますよね^^
ハーモニックサイレン
さて次にお聞かせするのは、ちょっと変わったサイレンです。というのも、私が子供の頃に聞いて、なんだか違和感を持ったサイレンがこちらのサイレンでした。
どうですか?これまで紹介してきたサイレンは、すべて世にいう「ピーポー音」でしたが、聴き比べれば音が全然違いますよね。
このサイレンは「ハーモニックサイレン」と呼ばれるものです。「ピーポー音」を和音にして、まるでオルガンで演奏していうような、やわらかな音になっているのがわかりますよね^^
このハーモニックサイレンは、サイレンアンプを販売しているパトライトという会社が特許を保有する製品で、8和音にて「ピーポー」を表現しています。
私の経験上、この音を聞くことは少ないので、搭載されている救急車とそうでない救急車があるのかもしれません。
用途は近隣住民を配慮する時に使われるみたいなので、住宅用サイレンの代わりといった使い方をしていると思われますね^^
モーターサイレン
最後はモーターサイレンと呼ばれるサイレンです!
主に交差点や交通量が多い道路を通過したり、横切ったりといった危険な場面で、通常のサイレンと一緒に鳴らします。
こちらの動画でもそうですが、「ピーポー、ピーポー」と鳴っているサイレンの後ろで「ウー、ウー」というサイレンが鳴っているのがわかります。これがモーターサイレンです!
このサイレンは救急車だけではなく、消防車といった他の緊急車両にも積まれているので、聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
それにしても、上の動画の救急車は交差点で車がなかなか止まってくれなくて、大変そうですね^^;
「救急車が来たら車を道路に寄せて停止する」
しっかり守っていきたいですね!
音の高さが変わるのはなぜ?
救急車のサイレンでよく話題になるのが、来る時と遠ざかる時でサイレンの音が変化する現象ですよね!
ちょうどこちらの動画のように、高い「ピーポー音」が低い「ピーポー音」に変化します。
これは救急車側がサイレンの音を変化させているわけではなく、もちろんあなたの耳が悪いわけでもありません。
この現象は「ドップラー効果」といい、とっても簡単に言うと「音を発する物が近づいてくる(もしくは遠ざかる)速度によって、音の高さが変化する」という物理現象です!
なので、救急車の他にもレース中のF1車など、音を発している速いものが通り過ぎると、同じ様に高い音から低い音に変化します。
というわけで、このサイレンの音の高さ変化は、救急車のサイレンの種類とは全く関係ないのですが、救急車の音が変化するということで補足しました(^^)
もっと詳しく知りたいなら、中学生(高校生だったかな?)の物理の教科書で勉強しましょう(笑)
海外の救急車のサイレンは?
これまでは日本国内の救急車のみを見てきましたが、ふと目線を国外に向けると、海外では救急車のサイレンの音はどうなっているのか、ちょっと気になりますよね?(^^)
というわけで、いろいろな国の救急車のサイレンをまとめた動画がありましたので御覧ください(^o^)
いやー、日本のサイレンの種類の違いが可愛いくらい、各国でまったく違った音なんですね!文化や国民性がこんなところにも現れているなんて・・・詳しく研究すれば面白いことがわかるかもですね!(お子さんの夏休みの自由研究の課題にいかがでしょう?)
ちなみに個人的には、イタリアのサイレン音が可愛らしくて好きですね(^^)
救急車のサイレンの音の種類と違いについて、少しばかりではありますが、詳しくなりましたね!これで、次に救急車のサイレンを聞いた時は「これはハーモニックサイレンだ!」といった具合に聞き分けられるのではないでしょうか?
それに音を使い分ける理由が、周辺住民に配慮してという所が、いかにも日本人らしい気づかいだなぁと、驚きとともに感動しました(^o^)
そして何より、いつも私達の命を救っていただき、ありがとうございますm(_ _)m
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