洗濯物のいやな臭いは熱湯で取れる?頑固な悪臭の正しい対処法!

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晴れた日に洗濯物を干して、風に吹かれながら徐々に乾いていく服たちを見ていると、なんとも言えない気持ちよさがありますよね(^ ^)しっかり日光を浴びた洋服は、柔軟剤の香りも加わって、まるでどこかの洗濯用洗剤のCMのように、さわかやで爽快な気分にしてくれます!

そんな洗濯物の中にあろうことか、異臭を放つ服を発見してしまったという経験、あなたにもあると思います(T . T)

特に私のような大人の男の肌着やタオル、靴下などは、何度洗濯をしても、なぜか臭いが取れないものです。。。

ちなみに、臭いバスタオルに関してはバスタオルが臭い原因とその対処法!天日干しでも取れないよ!の記事でも紹介しています。

このように、普通の洗濯の方法ではなかなか取れない臭いも、実は熱湯を上手に使う事で、いやな臭いを取り除くことができるのです!今回はその方法やそもそも洗濯物が臭くなる原因をわかりやすく解説します!

洗濯物のいやな臭いをきれいに取る方法

ここから、熱湯を使って洗濯物の臭いを取る方法を紹介していきます!2種類の方法があるので、自分に合った方法で試して見てくださいね(^ ^)

浸け置き法

熱湯をバケツに準備する

まずは熱湯を準備します。ヤカンや電気ポットなど何でも大丈夫ですが、できるだけ100度に近い熱いお湯を準備してください。熱々のやつですね!

準備する熱湯の量は、臭いを取る洋服の量にもよりますが、バケツ半分(約4L)程度あればいいでしょう!

その熱湯を洗濯物を浸け置くためのバケツの中に流し込みます。

非常に熱いので、火傷には十分注意して作業してくださいね(^ ^)それと、お湯が床に漏れても大丈夫な場所(浴室など)で作業するようにしましょう!

洋服をバケツに入れて、30分待つ

次に、今回臭いを取りたい服を、熱湯を入れたバケツのなかに入れます。

服が多いとお湯が溢れ出る可能性があるので、くれぐれも火傷には注意してくださいね。

そしてそのまま、30分放置します。

洗濯機に入れて、いつも通り洗濯

30分が経過したら、熱湯に浸けておいた洋服をそのまま洗濯機の中に入れて、普段と同じ設定で洗濯をしてください。


これで終了です!

熱湯を準備するのに少し時間はかかりますが、それ以外はとっても簡単な作業ですよね?

嘘のように思うかもしれませんが、これだけで洗濯だけでは取れない臭いをきれいに取り除く事ができるのです(^ ^)

もし、この方法でも取れないような頑固な臭いの場合は、次に紹介する方法を試して見てください!

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煮沸法

洗濯用語としては絶対に耳にしなさそうな方法ですが、臭いを取るという点では非常に強力なやり方です!

その煮沸法がこちらです。

  1. 洋服が入るだけの大きい鍋に、洋服を入れても溢れない程度の水を入れ、沸騰させる
  2. その中に臭いを取りたい服を入れる
  3. 約10分程度、沸騰させる

要するに、鍋で服を煮る、というわけです!これはちょっと抵抗があるかもしれませんね(^^;

でも先ほど紹介した浸け置き法以上に、いやな臭いが綺麗さっぱり無くなりますので、頑固な臭いが染み付いている服には一度試して見てみてください。

予想以上の効果に驚くと思います(^ ^)

取れない臭いの原因は?

これまで熱湯を使って服の臭いを取る方法を紹介してきました。この方法を実践してみればわかりますが、かなり効果的な方法ですよ!

でも「なぜ、服を熱湯につけると臭いが取れる?」のでしょうか。

この章では、こちらの疑問について、解説していきます(^ ^)

臭いの原因は、菌が出す排出物だった!

洗濯物特有のあのいや〜な臭いの正体は、モラクセラ菌と呼ばれる雑菌からです排出物「4-メチル-3-へキセン酸」という物質が原因だという事がわかっています!

さて、モラクセラ菌とは何者なのでしょう?

これは人や動物には必ずついている細菌で、皮脂や汗、水分があるところで、それを餌に増殖します。この過程で出る排出物が臭いの元の「4-メチル-3-へキセン酸」です。

この雑菌が洋服で増殖することで、服からいやな臭いがしてくるというわけです!

モラクセラ菌が厄介な理由

そしてこのモラクセラ菌、厄介なことに紫外線と乾燥に強いという特徴があるんです。

どういうことかというと、天日干しで日光に当てたとしても、除菌されないのです!さらに、服を乾かしたとしても仮死状態で生きのびます。そして、雨や汗など再度濡れるとで復活し、服を臭くし続けるんですね(_)

つまり普通に洗濯して、普通に干しただけでは、モラクセラ菌を除去する事が難しいのです!だから、何度洗濯をしても臭いが取れなかったというわけなのです。

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モラクセラ菌の弱点

そんな厄介なモラクセラ菌にも、弱点があります。それが「熱」です。

モラクセラ菌をはじめとする細菌のほとんどは60度以上の温度で死滅してしまうと言われています。ということは、熱々の熱湯のなかに洋服ごと入れてしまえば、モラクセラ菌を除菌する事ができちゃいます!

これで、熱湯に浸け置いたり、グツグツ煮たりするのが、とても利にかたなった方法だという事がお判りいただけましたね?

温度が低いと臭いが取れない?

ちまたでは、40~50度のお湯に浸け置きを推奨する本やサイトもあるようです。

ですが、さっきも紹介した通り、細菌を死滅させるには60度以上の温度が必要です。浸け置きは、時間とともにお湯の温度がどんどん下がっていくので、除菌効果が下がっていきます。

なので、低い温度での浸け置きは効果が無いとまでは言いませんが、とても非効率という事になります(^^;

熱湯では1回で臭いが取れるものを、数回浸け置きを繰り返さなければならない、なんて事になりかねないので、できるだけ熱い熱湯を使って浸け置きをするようにしましょうね(^ ^)

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熱湯が使えない服はどうすれば?

臭いの元のモラクセラ菌の除菌に効果的な熱湯ですが、一部の熱に弱い繊維の服でこの方法を行うと、服を傷めてしまう原因になってしまいます(°_°)

例えば、シルクやウール、レーヨン、ナイロン、ポリウレタンなどは熱で生地が傷んでしまうので、この記事で紹介した熱湯の浸け置き方や煮沸法は、残念ながら使えません。。。

じゃあ、熱に弱い生地の服の臭いを取るためには、どうすれば良いのでしょうか?

答えは、洗濯する時に酸素系漂白剤を一緒に使えばいいんです!

こんなやつですね。

漂白剤は衣類の黄ばみや黒ずみ、取りにくい汚れを落とすイメージだと思いますが、実は雑菌の除菌もできちゃうんです(^ ^)熱湯に比べて多少お金がかかってしまいますが、デリケートな洋服には、こちらをぜひ試してみてくださいね!


熱湯を使ったいやな臭いを落とす方法をまとめてみると、

浸け置き法

  1. 熱湯をバケツに準備する
  2. 洋服をバケツに入れて30分待つ
  3. 洗濯機に入れて、いつも通り洗濯する

煮沸法

  1. 洋服が入るだけの大きい鍋に、洋服を入れても溢れない程度の水を入れ、沸騰させる
  2. その中に臭いを取りたい服を入れる
  3. 約10分程度、沸騰させる

こんな感じになります(^ ^)

それと部屋干しする場合は換気をしっかり行わないと、乾きが悪くなって、モラクセラ菌が増殖する原因になってしまいます。

こちらの換気に関する記事も参考にしてみてください!

着る服が臭いと、洗濯する側もガッカリですし、着る側も1日テンションが下がってしまいますよね(^^;

この記事の方法を使って、そんな悩みから早々におさらばしちゃいましょう!

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