いやー寒くなってきましたね!
(もしかしたらあなたは猛暑日にこの記事を読んでいただいているかもしれませんが、、、)
今私がこの記事を書いているのは11月なのですが、夕方になるとさすがに冷えてきて、夜になるともうコタツにミカンです。
でもコタツより身体を一番暖めてくれる魔法の空間は、やっぱりお風呂ですよね!
今では炭酸ガスが出る入浴剤など、薬用ないしリラックス効果を高める商品もたくさんあるように、日本には昔からお風呂に何かを入れ、楽しんでいました。
その代表格が「ゆず湯」です!
このゆず湯、頻繁に楽しむ人は少ないと思うので、いざ作ろうとすると、どうやって作るのかわからない人も多いと思います。
そこで今回は冬至の代名詞とも言えるゆず湯の作り方と、その効果について紹介していきます。
ゆず湯の作り方
それでは早速、ゆず湯の作り方をご紹介しますね。
まず、ゆず湯に入る人の肌が弱いか強いかで作り方が変わります。
ゆずは柑橘系の果物のため、柑橘系特有の刺激があります。
有効な成分ではあるのですが、弱い人ではゆず湯から上がった後ヒリヒリして大変な思いをするかもしれません。
ですので、今回はそれぞれ分けてゆず湯の作り方を解説しますね。
1.肌が比較的強い人
肌が強い人は皮膚に気を使うこと無く、ゆずの効果を最大限に楽しみましょう。
- まずはお風呂に入れるゆずを5〜6個程準備します。
- ゆずを輪切りにし、ガーゼや布に包み、果肉で湯船が汚れないようにします。
- 輪切りにしたゆずを40度程度のお湯にいれ、5分程待つ。
これで、肌が強い人版のゆず湯が完成です。
ポイントはゆずを切ってそのままお湯に入れると、次第に果肉がほぐれ始め、お風呂が汚れてしまうため、果肉がほぐれても散らばらないようなものに包むことで、気持ちよく入浴が楽しめますよ!
2.肌が弱い人
肌が弱い人は切ったゆずが入ったゆず湯に入ると、刺激が強すぎて上がった後皮膚がピリピリしてしまいます。
ですので、自分は肌が弱いな〜と思うあなたは、こちらの方法を試してみてください。
- ゆずを10~15個程準備する
- ゆずは切らずにそのままお風呂に入れる
これで完了です。簡単ですね!
その代わり、ゆずを切らずにそのまま入れるので、切った場合と比べてどうしても香りや有効成分が薄く、物足りなさはあります。
その場合は切ったゆずを1つだけお風呂にいれたり、ゆずの数を増やしてみてくださいね。
ゆず湯の作り方はマスターできましたでしょうか^^
温かいゆず湯に浸かってこのカピバラさん達みたいに、しっかり体を温めて寒い冬を乗り越えましょう!
さて、ここからは知ってると人に自慢できる豆知識、「なぜ冬至にゆず湯に入るのか?」というなんとも素朴な疑問を解説していきますね。
そもそも、何でゆず湯?
ゆずは言わずと知れた柑橘系の果物ですが、食べると言うよりは食事の添え物だったり、皮を削ったり、お風呂にいれたりと、ちょっと変わった使われ方をする事が多いですよね。
育つ環境も、ミカンやオレンジといった温暖な環境に適した柑橘系とは違い、寒冷な気候でも自生する面白い特徴があります。
それに実はゆずは、果肉よりも皮の方が4倍もビタミンCが多かったりと、食用というより別の使い方の方が扱いやすい果物なのです。
せっかくゆず湯を作るのですから、こういったゆず湯の特徴や効能をちょっと頭に入れてから楽しみましょう!
“ゆず湯”はいつから?
ゆずを風呂入れて楽しむスタイルは、実は江戸時代にはすでに日本人にすでに浸透していたことがわかっています。
公衆浴場も江戸の文化なので、その頃からお湯にいろいろ入れていたのでしょう!
じゃあその中で、なぜゆずを風呂が周知されていったのか?
諸説ありますが、冬至=湯治、ゆず=融通がきく、と語呂がよかったからだといわれています。
ん〜なんとも言えない江戸ジョークですね、、
それにしても“冬至にゆず湯に入れば1年間風邪をひかない”といった伝承はこのころから既に言われていたのですね。
それに、ゆずの花言葉は ”健康美”
非常に縁起の良い果実だったことがわかりますね。
縁起だけじゃない!? ゆず湯の効果、効能
もちろん良いのは語呂だけじゃありません!
ゆずには有効成分としてクエン酸、ビタミンC、リモネンなどが多く含まれています。
クエン酸はひび割れや肌荒れの予防に効果的で、美容効果が期待できます。
ビタミンCは風邪の予防や疲労回復効果があります。
そしてリモネンは芳香成分で、リラックス効果が得られます。
さらに同時に暖かい湯船に入ることで拡張した血管を通じて身体全体に有効成分が運ばれ、血行促進、冷え性、腰痛、神経痛などの症状にも有効だと言われています。
いかがでしたでしょうか?
ゆず湯は日本の伝統的な文化でもあり、身体を健康に保つ非常に効果的な役割があることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
ゆずさえあれば、ゆず湯をつくることはとても簡単なので冬至の日にはもちろん、少し疲れたときや、体調が悪いときなど、気軽に試してみてくださいね。
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