酉の市に熊手を買う由来は?その購入方法が斬新すぎる!

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あなたは「酉の市」って聞いたことありますか?

私は恥ずかしながら、聞いたことありませんでした^^;

でも11月の神社でこんな盛大なお祭りが行われていたなんて、、、

いやはや知らないことがいっぱいです!

 

そんな酉の市ですが、とてもおもしろい

見ていきましょう!

酉の市とは?

そもそも酉の市とは一体どのような行事なのでしょうか?

酉の市とは十一月の酉の日に鷲神社などの【鳥】由来の神社で行われるお祭りのことです。

一般的に酉の日は十一月に2、3回あって、2回目の酉の日を二の酉、3回目の酉の日を三の酉などと呼んだりします。

要するに、十一月に月に2,3回行われる特定の神社のお祭りということですね!

 

では酉の市はいつごろから行われる様になったのでしょうか?

そうとう昔までさかのぼると、古事記に出てくるような神道の伝説から始まったと言う説もあるみたいですが、現実的なところでは江戸時代に収穫祭として広まった、というのが起源のようです。

あと、酉の市は現在は様々な神社や寺で開催されていますが、有名所の開催場所はこんな感じです!

鷲神社・・・日本最大の酉の市

花畑大鷲神社・・・江戸酉の市発祥の地

酉の寺 長國寺・・・浅草酉の市発祥の地

大鳥神社・・・大阪の酉の市

他にもいろいろな場所で開催されているので、ぜひ身近のお寺や神社で酉の市が行われていないか調べてみてくださいね(^^)

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なぜ酉の市で熊手が売られているのか?

ではそんな酉の市にみんな何しに行くかというと、熊手を買いに行きます。

熊手といっても

これではありません!

これです!

ぱっと見、熊手には見えないですよね。

小判や金魚など、縁起が良さそうなものがたくさんくっついていますね。

福を呼ぶお供え物として、毎年購入している人も多いと思います。

 

なぜ、こんなド派手な熊手が販売されるようになったのでしょうか?

かつて酉の市の縁日で農具(桑や熊手など)を販売していて、次第にそれに縁起物のおまけがつけられるようになりました。

それが農具の熊手といつのまにか融合して、今の形になったようです。

「いやー、ならないだろ(笑)」と私は思ってしまいますが、

どうもそうらしいです!

 

また、熊手はその構造や用途から福を掃き込む、ということで縁起がよかったということもあるみたいですね。

熊手の買い方

ではここからは初めて熊手を買いたい人のために、その購入方法をご紹介します!

昔ながらの習わしなどもあり、面白いですよ(^^)

それでは、いってみましょう!

 

熊手の価格は?

まず一番最初に気になるのは熊手の購入価格ですよね?

これが一概に「○○円くらいです」とは言えないくらい広い価格帯なのです、、

下は1000円台から、上になると数十万円まであります。

そのなかで、一番の売れ筋は10,000円〜50,000円の熊手のようです。

 

まずは自分の予算内で小ぶりの熊手からスタートし、毎年大きくしていくのが

より福を引き込むと言われていますので、

最初は求めやすい価格のもので大丈夫です!

いろんなお店を回って、お気に入りの熊手を見つけるのも楽しいですよ。

 

熊手の買い方

お気に入りの熊手を見つけたら、次はお店の人と価格交渉です。

この“値切り”が熊手購入の1つのイベントになっています。

ただ面白いのが、ここで値切ったとしても値切った金額で買うわけではないということです。

「ん?どういうこと?」と思いますよね。

 

値切った場合、その割引金額はご祝儀としてお店に渡すという習慣があるからです。

 

例えば、元々の値段が10000円の熊手を購入し、値切って5000円になったとします。

すると私が払う金額は熊手5000円、ご祝儀5000円となります。

 

「それ意味ないじゃん!」と思ってしまいますが、

お店とお客と一種のコミュニケーションの様なものだと考えてください。

 

また、最近では「熊手代○○円、ご祝儀○○円」といったかたちで、最初から価格を指定される事も多いようです。

 

あと、一定以上の金額の熊手を購入するとお店の人が手締めをしてくれます!

こんな感じですね。

なんだか福をもらった感じがして、いいですよね!

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熊手の持ち帰り方

次に熊手をの購入後なのですが、買った熊手を高々に掲げて持ち帰るのがよいとされています。

また、寄り道をすると福が落ちたり、災いを拾ってくるともいわれているので

購入後は出来る限り直帰した方がよいです。寄り道せずに帰りましょう!

 

熊手を飾る場所

さて、せっかく買ってきた熊手なのですから、飾らないと意味がないですよね。

では熊手はどこに飾ればよいのでしょうか?

 

  • 神棚や仏壇に祀る
  • 玄関の高いところに入り口に向けて
  • 高めの縁起の良い方角を向けて

 

こんなところに飾ると縁起が良いと言われています。

家や会社や事務所など、熊手を飾る建物にこれらに該当する場所があるなら

優先的にこれらの場所に設置していきましょう!

 

熊手の処分の仕方

熊手は基本的に1年間で入れ替えるものです。

なので、購入して1年が経ったら処分する必要があります。

しかしながら、縁起物なので、どのように処分したら良いのかちょっと悩みますよね?

 

ほとんどの酉の市には「熊手納め所」という熊手を処分してくれる場所があります。

一年間お世話になった熊手はこの熊手納め所に持っていき、その後新しい熊手を購入するといった流れが一番スムーズですね!

 

もし、酉の市に行くことができず、熊手納め所に行けない場合は、年末年始の神社のお焚きあげの時に持っていく事もできます。

ただし、熊手のお焚きあげを受け付けていない神社もありますので、必ず事前に確認してから伺うようにしましょう。


いかがでしたでしょうか?

初めて酉の市へ行って熊手を購入する場合は、わからないことが多くてちょっぴり不安ですよね。

でも、この記事を読んでもらえればわかるとおり、特に難しいことはなく、お祭りとして楽しみながら購入することができます。

自分にピッタリの熊手を見つけて、福多き一年を迎え入れましょう(^^)

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